7月18日、「スクウェア・エニックス本社ビル」にて、『SQUARE ENIX TCG MASTERS 2015 FINAL & THE AFTER 3DAYS』の初日、『MASTERS 2015 FINAL』が行なわれました。

各地で行なわれた『MASTERS』チャンピオンが勢ぞろいするトーナメントで、権利者27名のプレイヤーすべてが参加する、まさに頂点を決める戦いとなりました。

戦前の予想では、『MASTERS』で好成績を残していた「土単」や氷を絡めたビートダウンが活躍するとみられていました。しかし、ふたを開けてみるとそれらのデッキも活躍していましたが、なかでも猛威を振るっていたのが、関西勢が持ち込んだ「風雷」デッキでした。

このデッキは【15-061U】ベルと【12-056R】リュック、そして【15-091C】ギルガメッシュを利用した「デッキ破壊デッキ」をさらに進化させたもので、デッキ破壊要素をすべて廃し、【15-091C】ギルガメッシュによるアドバンテージに特化した打撃系デッキとして生まれかわったものでした。

実際にこのデッキはベスト8に3人を送り込むという快挙を成し遂げましたが、優勝したのは広範囲のデッキに対応できるように緻密に組まれた「土水」デッキを使用したかわむらさんでした。

かわむらさんのデッキは「土水」に豊富に存在する召喚獣を【15-134R】ティナで使いつつ、【SGPR-015】アディリスや【15-079R】ティターンなどの打撃力と除去能力の両方をまかなえるカードで殴り勝つデッキで、完成度の高さは今大会随一だったかもしれません。
使用者のかわむらさんの腕前と相まって、優勝するべくして優勝したのではないでしょうか。