第235回 SQEXTCG:『SQUARE ENIX TCG MASTERS 2015 東京』 トーナメントレポート

4月19日に渋谷の「シダックスホール」にて、『MASTERS 2015 東京』が行なわれました。参加者77名を数えたこの大会は、『2015』が入って初めてのスタンダードであり、各プレイヤーもデッキの選択に相当頭を悩ませていたようです。

そのような中、新たなデッキタイプとして特筆すべきデッキが誕生していました。
1つは【15-034S】善王モグル・モグXII世を軸にしたモーグリデッキです。【15-034S】善王モグル・モグXII世が出ると実質モーグリと光闇属性のキャラクターしかフィールドに出せなくなりますが、もともとそういう構築をされたデッキなので特にデメリットはなく、多数の【15-041C】モーグリ族とともに盤面を支配していきます。
もう1つは【15-061U】ベルと【12-056R】リュックを組み合わせたデッキ破壊デッキで、こちらは既存のカードと新規のカードをうまく組み合わせ、デッキ破壊という新たな境地を導き出しました。
どちらのデッキも今後の活躍が注目されます。

TOP8デッキリスト

しかし、トーナメントの決勝はその2つのデッキを抑え込み「土水」のプチデビ・カードマンさんと、【15-133S】ウォーリアオブライトを軸にした光の戦士デッキを使うmasterさんとの対戦になりました。どちらのデッキも高い応用力を持つため、新しいタイプのデッキ相手にも柔軟に力を発揮し結果を残したようです。

そして、この対戦で見事に勝利をおさめたのがプチデビ・カードマンさんでした。この戦いは最終3本目の段階で時間切れだったため、ダメージが入った瞬間に即終了となるサドンデス形式までもつれこむという熱戦でしたが、最後は除去を持っていたプチデビ・カードマンさんが押し切って見事に勝利を得ました。