第229回 FF-TCG:2015 プレビュー第1回
4月10日(金)に発売される『FF-TCG』最新弾『2015』のプレビュー1回目になります。1回目は新キーワード能力『コンビネーション』を持つフォワードを中心に4枚のカードを紹介します。
コンビネーション
コンビネーションを持つキャラクターはカード名が今までのものと少し違います。
今までのものはカード上段のカード名の部分に1つの名前しか書かれておらず、複数のカード名を持つ場合は【4-105R】ジェネシスアバターのようにテキスト欄に「○○でもある。」というように書かれていました。
しかしコンビネーションを持つカードはテキスト欄にそのような記述はなく、カード名の欄に『/』で区切られる形で2つのカード名が書かれています。たとえば【15-008S】クラウド/レッドXⅢはカード名がクラウドでもあり、レッドXⅢでもあります。そしてまた『クラウド/レッドXⅢ』というカード名でもあります。このように『2015』でははじめからカード名を複数持つキャラクターが何体か存在します。
これらのカードは複数のカード名のどちらも持つため、あなたのフィールドにクラウド/レッドXⅢが出ている場合はクラウドもレッドXⅢもフィールドに出すことはできません。一方でクラウドやレッドXⅢをサーチ、あるいはカード名を参照するようなカードはどちらも影響を及ぼします。クラウド/レッドXⅢの持つスペシャルアビリティ『ハウリングムーン』を使用する場合は、コストとしてクラウドやレッドXⅢを捨てることができます(もちろんクラウド/レッドXⅢを捨てても構いません)。
さて、それらのカードが持つキーワード能力『コンビネーション』はどのような能力かというと、これはコンビネーションを持つキャラクターを手札から出す際のコストを減らす効果を持ちます。
コンビネーションは、コンビネーション―○○(数字)/××(数字)というふうに書かれており、このキャラクターをフィールドに出す際にあなたのブレイクゾーンから○○か××、あるいはその両方を最大1枚ずつゲームから除外することにより、()内の数字分だけコストを減らすことができます。具体的にどのように使用するかをクラウド/レッドXⅢをもとに見てみましょう。
1:クラウド/レッドXⅢのコストを支払って手札からフィールドに出す際に、あなたのブレイクゾーンからクラウドかレッドXⅢを最大1枚ずつゲームから除外する。
2:除外した場合、(3)と書いてあるのでコストを3減らすことができる。クラウド1枚かレッドXⅢ1枚を除外したなら3、両方を除外したなら6減らすことができる。
3:本来のコストは7なので、2の方法でコストを減らしたなら4コストか1コストでフィールドに出すことができる。
ということになります。なお、同じカード名のカードを2枚以上除外することはできないので、クラウド2枚やレッドXⅢ2枚、などのような除外の仕方はできません。
『2015』ではコンビネーションを持つカードが基本6属性に存在します。【15-122S】ティーダ/ユウナなど、強力なカードとなっていますのでご期待ください!
一般兵ではないが一般アイコンを持つキャラクターたち
フォワードとバックアップで一般アイコンを持つもののジョブは、一般兵かイミテーションだけでした。
しかし、今回いくつかの理由で、一般アイコンを持ちつつそれらのジョブではないジョブを持つものが2種類登場します。まず、1つは『蛮族』です。
ファイナルファンタジーXIVの世界『エオルゼア』における脅威の1つである『蛮神』を呼びおろした種族が『蛮族』になります。このような存在を赤魔道士や戦士のような一般兵と定義するのはやや無理があるので一般兵にはせず、蛮族というジョブであり一般アイコンを持つキャラクターとしてデザインしました。風属性の【15-046C】イクサル族らがそれにあたります。モンスターとしてデザインすることも考えられましたがシステム等を考えた結果、バックアップとしてカード化されています。
もう1つは【15-041C】モーグリ族が持つ【ジョブ(モーグリ)】です。開発当初、このキャラクターのジョブは一般兵で【4-010C】ソルジャー3rdと同じようにテキスト欄に「モーグリ族のジョブは【ジョブ(モーグリ)】でもある。と書かれていました。しかしながら最終段階においてさすがにくどすぎるということ、そしてまた、蛮族が早い段階から一般兵にしないことが決まっていたこともあり、それならいっそモーグリ族も【ジョブ(モーグリ)】にして一般アイコンを付けてしまおう。ということになりました。蛮族もモーグリ族もおもしろい能力を持っていますので、機会があったら使ってみてください。