第220回 FF-TCG:2014 2nd プレビュー第2回 FINAL FANTASY Ⅳのキャラクターたち
『2014 2nd』プレビュー第2回目は、『FINAL FANATSY Ⅳ』に登場するキャラクターたちを紹介していきたいと思います。
世界を救う戦士たち
まずは、プレイヤーが操作できるキャラクターたちを紹介したいと思います。となればまず、何をおいても主役のセシルをお見せしなければならないでしょう。
【14-110S】セシルはディフェンシブでありながらオフェンシブな一面も持つカードです。過去にカード化されたセシルはたいていディフェンシブなアビリティを持っていました。今回のカードも味方全員がダメージを受けなくなるという一見すると防御的なアビリティです。しかし、実際に使用すると実は攻撃的なアビリティなのです。
セシルを出せば自分のフォワードはダメージを受けなくなります。そうするとどういうことが起きるのかというと、アタックしてブロックされても、サイズが同じならば一方的に倒すことができるのです。たとえ相手のフォワードのほうがサイズで勝っていても、パーティーでアタックすればいとも簡単に乗り越えることができます。さらにセシルは簡単に手札に戻せるアビリティも持っているので、何度も使用することができるのも強いところです。
そして攻撃だけでなく、「EXバースト」が発動すれば後続のアタックをシャットアウトすることもできます。攻守に強いセシル、間違いなく活躍してくれるでしょう。
なお、今まで『FF-TCG』では何枚か【カード名(セシル)】が登場しましたが、そのすべてが光属性でした。しかし今回のセシルは光属性ではなく水属性ですので、デッキを問わずに入れることができそうです。
2枚目は【14-075R】ヤンです。ヤンは本編の方にも出ているキャラクターですが、今回のイラストは続編である『月の帰還』からのもの。『月の帰還』ではファブールの王に即位しています。
今回のヤンは3つのアビリティを持っていますが、その中で特筆すべきはダメージを与えるアビリティ。ダメージ量は一定ではないとはいえ、土属性には珍しくシンプルにダメージを与えるアビリティになっています。ヤン自体のジョブがモンクなので5000ダメージは確定で与えます。バックアップに【カード名(モンク)】がいることを考えれば、デッキの組み方次第では20000ダメージまで飛ばすこともできるかもしれません。
味方側最後の1枚は【14-105U】黒衣の男です。このキャラクターも『月の帰還』に登場します。正体は本編のとあるキャラクターですがそれはここでは触れないでおきましょう。
注目のアビリティは実にシンプル。対戦相手は1ターンに1回しかアタックできません。これは1体のフォワードは1回しかアタックできない、という意味ではなく、何体フォワードをコントロールしていても1回しかアタックできないということです。高速展開するデッキやアビリティを使用して何度もアタックしてくるタイプのデッキには絶大な強さを発揮してくれるでしょう。なお、複数のフォワードでパーティーを組んでアタックしても1回とカウントされます。
立ちはだかる敵たち
続いて今度は、セシルたちの脅威となる敵側のキャラクターを紹介します。まず、バブイルの塔で対峙するロボットの【14-031R】バルナバから。1コスト9000と破格の性能を持ちますが、【カード名(ルゲイエ)】がいないとダル状態になり、役に立ってくれません。逆に言えばルゲイエさえいればかなりのパワーファイターなのは間違いなしということにもなります。強力な破壊兵器となるか、はたまたポンコツロボットとなるか。ルゲイエ博士の腕前が問われそうです。
そして今回最後のご紹介が『FINAL FANTASY Ⅳ』のラスボスである【14-089S】ゼロムスです。7点ダメージを受けると負けてしまうこのゲームではアタック以外で対戦相手にダメージを与える手段は非常にまれなものになっています。ゼロムスは、そのまれな能力を2つも持っています。
1つは「オートアビリティ」で、あなたのコントロールするキャラクターが対戦相手の『ダメージ以外の効果』でフィールドから離れると対戦相手に1点のダメージを与えます。極端な例ですが【1-090S】シャントットで7体フォワードを除外されるとそれだけでゲームに勝利します。
もう1つの「スペシャルアビリティ」の「ビッグバーン」は対戦相手だけではなく自分にもダメージを与えてきますが、ゼロムス以外のフォワードに8000ダメージを与える強力なスペシャルアビリティです。とどめとして使ってもいいですし、フォワードの全体除去にもなります。雷系のデッキの中堅どころとして大きく活躍してくれそうです。