第219回 FF-TCG:2014 2nd プレビュー第1回
FF-TCGはファイナルファンタジーに登場する人気キャラクターたちがさまざまなアビリティを駆使して活躍するのが、ゲームの特徴でありおもしろさの1つです。
しかし、そういったキャラクターではない、一般兵と呼ばれるキャラクターは単体のカードパワーはそれほど高くないものの、フィールドに出す枚数に制限はなく(バックアップの枚数制限には引っかかりますが)、縁の下の力持ち的な立場でゲームを支えてくれます。今回はその『一般兵』 にスポットライトを当てたいと思います。
ファイナルファンタジー XIV
原作のゲームでプレイヤーがキャラクターメイキングしてジョブなどを選べるスタイルのものは、『FF-TCG』ではおもに【ジョブ(一般兵)】としてデザインされます。『FINAL FANTASY XIV』のクラスやジョブもそのようにデザインされていますのでいくつか紹介したいと思います。
まずは【14-013C】調理師を見てみましょう。調理師は原作ではクラフターというものに分類され、いろいろな料理を作りキャラクターのステータスを底上げします。TCGではそのアビリティを、与えるダメージを強化するという方向でデザイン化しました。パワーが上がるわけではありませんが、先制攻撃持ちのフォワードと合わせて使用すれば力を発揮してくれます。ダメージを与えるアビリティを持つフォワードと組み合わせてもよいでしょう。
次は【14-050C】チョコボ。ファイナルファンタジーシリーズ定番のチョコボですが、もちろん『FINAL FANTASY XIV』でも登場します。『FF-TCG』ではチョコボが多数登場し、いわゆる「チョコボ」デッキというデッキも活躍していますが、今回のチョコボはそのタイプのデッキの大きな助けとなりそうです。3コスト6000というチョコボ界では大きめなサイズに加え、コスト4以上のフォワードにブロックされないアビリティは、かなりのダメージを稼いでくれるのではないでしょうか。
『FINAL FANTASY XIV』最後の紹介は【14-118C】漁師です。このカードは1回しか使うことはできませんが、コスト3以下のモンスターをブレイクゾーンからフィールドに出すことができます。まさに釣り上げているというわけです。コスト3以下とはいえモンスターはもともとコストが低いものが多く、あまり大きな制限にはならないはず。大きな活躍が見込まれるカードです。
ファイナルファンタジー エクスプローラーズ
続いては12月18日に発売される『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』から早くも『FF-TCG』に収録となったキャラクターを何枚か紹介します。
1枚目は【14-028C】時魔道士。一般兵には珍しくアビリティを2つ持つキャラクターで、対戦相手のオートアビリティを無効にするのと召喚獣を無効にするアビリティを持ちます。召喚獣を無効にするアビリティは条件が若干厳しいのですが、オートアビリティを無効にするのはいつでも可能なので、出しておけば活躍してくるチャンスはかなりありそうです。
続いて2枚目は【14-074C】モンク。このカードはパワーの高い土属性にはうってつけのカードです。自分のフォワードと相手のフォワードがダメージを与えあうのですが、サイズが大きい土では一方的に相手を倒すことも多いでしょう。1回しか使用できませんが、土にしてはお手軽なフォワード除去カードとなりますので、こちらも頻繁に見かけるカードになるのではないでしょうか。
『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』最後の1枚は【14-092C】忍者です。フィールドに出たときにコスト1以下のフォワードか、コスト1以下のモンスターを1体ブレイクできます。コスト1以下となるとちょっと限られてきてしまう感じもありますが、フィールドに出すだけでブレイクできるのはやはり魅力的。【13-130S/10-78S】ラーケイクスのようにフィールドにいるモンスターを利用するタイプのカードに対して強さを見せてくれます。
今回の一般兵は融通の利くカードが多く、トーナメント界隈をにぎわせてくれそうです。