第207回 FFTCG:MASTERS 2014 FINAL トーナメントレポート

2月9日の『MASTERS 2014 神戸』から約半年。8月30日に東京の「スクウェア・エニックス本社ビル」にて、『MASTERS』を勝ち抜いてきた最強のメンバーのみが出場することのできる『MASTERS 2014 FINAL』が行なわれました。毎回高い出席率を誇るこの大会ですが、今回も36名の権利者のうち35名が参加しており、例年どおりの高い出席率となり、大いに盛り上がった大会となりました。
デッキ分布としては、圧倒的展開力を武器に猛攻を繰り返す「チョコボ」。安定感抜群で常にメタの中心にいる「ライトニング」。カードアドバンテージのかたまりのような「雷水」。この3つが主流となっていました。

しかしながら、3度目の王者が選んだデッキはそれらのどれでもなく、オリジナリティにあふれ、かつしっかりとチューンナップされた完成度の高い「火水スタイナー」デッキでした。このデッキを駆使する柿本さんは思い切りのよいプレイングで、迷いなく【SG1-117S】ブルーや【12-008S】スタイナーを展開。ゲームのテンポを常に自身の味方にして対戦相手を押し切り、見事優勝に輝きました。
バックアップをほとんど展開せずフォワードで責め抜くスタイルは、昨今のアドバンテージ重視のゲームスタイルに一石を投じる結果になったのではないでしょうか。