第194回 FF-TCG:2014 1st プレビュー第2回:新キーワード能力

『FF-TCG 2014 1st』には2つの新たなキーワード能力、「ジャンクション」と「凍結」が登場します。今回は、そのキーワード能力の説明にからめて、新しいカードを紹介していきたいと思います。

ジャンクション


「ジャンクション」は『FINAL FANTASY Ⅷ』からの新たなキーワードアビリティです。原作ではキャラクターを強化する手段として、登場し、ゲームの(そしてシナリオの)基幹となるシステムです。「ジャンクション」はまずキャラクターにガーディアン・フォース(いわゆる召喚獣)を「ジャンクション」によって接続する必要があるのですが、『FF-TCG』ではこの部分を強く再現しています。
【13-014R】ゼルと【13-118R】セルフィを見てみましょう。1つめのアビリティに、「コスト:召喚獣を○○にジャンクションする(このアビリティによって召喚獣がゲームから除外されていない場合、手札の召喚獣1枚をゲームから除外する)。」というものがあります。
()の中を見ていただくとわかりますが、手札から召喚獣1枚をゲームから除外すると、その召喚獣を、アビリティを使用したキャラクターにジャンクションすることができるようになります。 ではジャンクションされるとどうなるのか。それは各キャラクターによって変わってきます。たとえばゼルならジャンクションされている間はパワーが+2000されます。また、ジャンクションされたときにジャンクションで除外した召喚獣のコスト1につき、2000ダメージを与えることができます。つまり【1-015S】バハムートをゼルにジャンクションするだけで、フォワード1体に18000ダメージを与えることができるわけです。
一方のセルフィなら、パワーは+1000しかされませんが、その代わりに「ブレイブ」を持つことができます。また、ジャンクションしたときのアビリティは、ダル状態のフォワード1体をブレイクできるという強力なものです。
ただ、すでにジャンクションされているキャラクターにはさらにジャンクションすることはできません。CPのコストの支払い自体はできますが、召喚獣を手札から除外することはできません。また、基本的に1度ジャンクションしたらそのキャラクターはジャンクションされたままになりますが、除外した召喚獣が、【11-037U】モーグリ [XⅢ-2]のようなカードで除外されてない状態になった場合、ジャンクションは解除されます。
ジャンクションは今回、基本6属性にそれぞれ存在します。火と土以外の属性に関しては発売をお待ちください。


凍結


凍結は新しいキーワード能力ですが、内容的には新しいものを説明したものではなく、【1-033U】シヴァなどによく見られる「それはコントローラーの次のアクティブフェイズにアクティブにならない。」という部分をキーワードにしたものになります。
新しいカードでは、【13-040R】クジャや【13-060U】ブロンズバングルが凍結を持っているカードになります。注意したいのは凍結には相手をダルにさせる能力はないということ。ですので、クジャの2つめのアビリティ、『《ダル》:フォワード1体を選ぶ。それを凍結させる。』というアビリティでは、フォワードをダルにすることはできません。再録カードでこのアビリティを持っているカードもすべて「凍結する。」という文章に書き変わっています。