第193回 FF-TCG:スタンダードトーナメントにおける禁止・制限カードのお知らせ

『FF-TCG 2014 1st』発売に伴い、スタンダードトーナメントの環境を整備するために、以下のカードを禁止カードおよび制限カードに指定いたします。
今回の措置は『FF-TCG』のスタンダード環境をより健全化してくためとともに、新規のプレイヤーをスタンダードトーナメントに参加しやすくするための措置となります。
特に今回は直前のセットも含まれているカードを禁止すことに関して、大変申し訳なく、また、ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

■フォーマット
スタンダード

■施行時期
2014年7月18日(FF-TCG 2014 1st発売日)

■禁止カード
以下4種類のカードはスタンダードトーナメントにおいてデッキに入れることはできません。同名のカードに関しては特に制限はありません。
・【1-142U】モーグリ
・【5-135C】コヨコヨ
・【11-121R】セオドア
・【12-039U】ヴァン

■制限カード
以下のカードはデッキに1枚までしか入れることができません。
【11-122R】ソード・メイデン

■枚数制限カード
『ガーネット』という名前を持つカードは、すべて合わせてデッキに3枚までしか入れることができません。

■各裁定の理由(禁止カード)

・【1-142U】モーグリ/【5-135C】コヨコヨ


当初のカードデザインではEXバーストや特定の条件以外では手札の枚数が増えるわけではなく、1コストのドローカードとしては適正なバランスのカードでありました。
しかしながらカードプールの増大にともない、カードを2枚引けるという行為そのものが1コストでは軽くなりすぎてしまったこと。また、カードデザインが多岐にわたり、カードを捨てることがデメリットでなくメリットとして機能することが多くなったということ。
この2点の主要因により、【1-142U】モーグリと【5-135C】コヨコヨは現在のスタンダード環境においてはオーバースペックであると判断しました。


・【11-121R】セオドア


現環境のトップの一角をなす、「セオドアデッキ」の中心となっているカードです。スタンダードのデッキ分布としては「チョコボデッキ」「水光デッキ」などもあり、必ずしも「セオドア」の一強というわけではありません。しかしながら、スタンダードのデッキを作る際にはまず「セオドア」にどうやって勝つかというところから始めなければならず、デッキ制作上の選択肢を大きく損なう状態になっております。これは自由にデッキを作るというTCG本来の楽しみ方を奪ってしまうことであり、環境としてはあまり健全とは言えません。そのため環境の膠着化とデッキ制作のマンネリ化を防ぐ意味合いで禁止カードに制定しました。


・【12-039U】ヴァン


ヴァンのもつ2つのオートアビリティは、風属性特有の高速でキャラクターを展開する特徴を後押しするものでした。また、このアビリティはコンボ要素として使用されることも想定しれており、【10-105R】賢者の杖などと合わせたコンボデッキがいくつか作成されております。
しかしながらヴァンを使用した一部のコンボデッキにコンボが決まる決まらないに関わらず、1ターンに10分ほどの動きをするものが出始め、トーナメントの進行に影響を及ぼしかねない状況になりつつあります。現状ではそれほど大きな問題にはなっておりませんが、将来的なことを考えて禁止カードに加えることとなりました。


各裁定の理由(制限カード)

・【11-122R】ソード・メイデン


ソード・メイデンに関しては禁止カードではなく、デッキに1枚しか入れることのできない制限カードとなります。このカードのパワー自体は強力とはいえ適正の枠内に収まっているのですが、禁止カードの制定の影響により、今後のスタンダードでは相対的にフォワードを展開しアタックしていくシンプルな構造のデッキが主流になっていくと思われます。
その際にソード・メイデンを使用する選択肢が非常に高くなりそうなため、禁止するほどのカードパワーではないものの、制限をかけたほうがバランスがよくなると判断し、制限カードとなりました。

ガーネットに関して

【1-142U】モーグリと【5-135C】コヨコヨの禁止によりスタンダードでは【カード名(ガーネット)】の枚数制限を解除してもいいのでは、という議論がありましたが、引き続きすべてのガーネットを合わせて3枚まで、という措置を取ります。これはスタンダードトーナメント(チーム戦を含む)のみの措置となります。作品単には影響しません。