第192回 FF-TCG:2014 1st プレビュー第1回:ガレマール帝国の脅威
7月18日(金)に発売される『FF-TCG』最新弾『2014 1st』では、『Chapter 12』に引き続いて『FINAL FANTASY XIV』のキャラクターが収録されています。前回は光の戦士やそれらを助けてくれるNPCが主だったのですが、今回はおもむきが違います。そう、彼らの脅威であるガレマール帝国の精鋭たちがカード化されているのです。
ガレマール初代皇帝
共和国だったガレマールを帝政にし、初代の皇帝についた男です(本名を『ソル・ゾス・ガルヴァス』と言いますが、TCGとしての利便性を優先しわかりやすいカード名にしてあります)。非常に野心的な男で、これまで何度もエオルゼアへの侵攻を繰り返しています。
カードとしての能力も侵略的なものになっており、あなたのコントロールするフォワードに、「自身がアタックしたとき、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選ぶ。それのコストが自身のコスト以下の場合、それをダルにする。」というアビリティを与えます。
積極的に攻撃していくスタイルのデッキにぴったりのこの1枚。氷デッキの新たな戦力になりそうです。
漆黒の王狼 ガイウス
漆黒の鎧に身を包み、その容姿と軍団長としての実力の高さから『漆黒の王狼』の二つ名を持つ帝国軍人です。戦争における戦闘の手腕はもとより領地支配や作戦遂行など、水準をはるかに超える力量を持つ軍人で、エオルゼアの民にも恐れられています。
カード化されたガイウスのアビリティで特に強力なのが、スペシャルアビリティの「ハンドオブ・ザ・エンパイア」です。原作では範囲攻撃のアビリティですが、TCGのほうでは、対戦相手がキャラクターをコントロールしていればいるほど、多くのダメージを与えることができる全体ダメージ型のアビリティになっています。
バックアップを多く並べるタイプの相手であれば6000ダメージ以上は期待できるこの強力な火力は、『漆黒の王狼』の呼び名にふさわしいのではないでしょうか。
幕僚長 ネロ
さまざまな兵器開発を行っていた機工師。現在はガイウスのもとで幕僚長を務めている人物で、右手に持つ自身が設計した『ミョルニル』とともに冒険者たちを苦しめる難敵です。彼の機工師としての能力はカードではアイテムカードと関連性を持たせることで再現しています。
そしてこのアビリティは自身の持つオーバードライブと組み合わせることで最大限の力を発揮します。フィールドに出たときに1体ブレイクしつつ、ブレイクゾーンからアイテムを回収という動きは、雷属性では珍しいくらいのアドバンテージをもたらせてくれます。
なお、オーバードライブを2つもっているキャラクターですが、これは片方、あるいは両方とも支払ってフィールドに出すことができます。
白銀の凶鳥 ネール
ガイウスと肩を並べるガレマール帝国屈指の軍団長で、白銀の鎧に身を包んでいます。その苛烈な性質は敵だけでなく味方にも恐れられており、まさに『白銀の凶鳥』という呼び名どおりの人物だと言えるでしょう。
TCGでのネールは召喚獣特化型の闇属性のフォワードで、召喚獣関係のアビリティを3つもっています。
1番目はフィールドに出たときに召喚獣を1枚サーチできます。これはコストや属性の制限がまったくない便利な性能です。
2番目は召喚獣が召喚されたときに自身が効果によって選ばれなくなるアビリティです。ぱっと見てそれほど強力に見えないかもしれませんが、召喚獣の効果解決前にこのアビリティが解決されるのがポイントになります。つまり、【1-104U】オーディンなどでネールを選んでも、先に選ばれなくなるほうが解決されるのでオーディンは不適正になり、ネールを打ち取ることができなくなるのです。
そして、3番目。こちらはフォワードを除去できる能力になります。コストの異なる3枚というのは、たとえば2コスト、3コスト、5コストをそれぞれ1枚ずつというような形で除外するのですが、CPやダルを必要としないのは非常に強力で相手にとってはそれこそ大きな脅威になることでしょう。
この4枚以外にもFFXIVからは何枚かカードが収録されていますので、お楽しみにしてください。
『FINAL FANTASY XIV』からの収録カード
『2014 Ⅰst』より以前のセットに入っている『FINAL FANTASY XIV』から収録されたカード一覧につきましては、こちらのカードリストでご覧いただけます。