第165回 FF-TCG:Chapter XII プレビュー第3回

1月24日(金)発売の『Chapter Ⅻ』のカードプレビュー第3回目になります。今回は『Chapter Ⅶ』以来2回目の収録となる『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Ring of Fates』から、光属性と闇属性のカード2種類と、『Chapter Ⅶ』では収録されず、PRカードにしか存在していなかった『テテオ』の3種類を紹介します。

光闇の2種類


『Chapter Ⅶ』では主人公である【7-123R】ユーリィが光のカード、ラスボスの【7-125R】ガルデスが闇のカードとして収録されていましたが、今回はユーリィの双子の姉であるチェリンカが光属性、ガルデスの部下のクー・チャスペルが闇属性として収録されました。
【12-115R】チェリンカは1コストながらパワー4000と規格外の数字を持っています。しかしながら、パワー4000が規格外というのは1コストだからであり、ゲーム全体で見た場合ではそれほど攻撃力があるわけではありません。【12-115R】チェリンカの“カードとしての強さ”はそこではなく彼女が持つアビリティにあります。
まず、【12-115R】チェリンカがいる限り、あなたのコントロールするチェリンカ以外のフォワードは対戦相手の効果によっては選ばれず、ダメージも受けなくなります。【11-121R】セオドア、【9-104S】ロベルアクベル、【7-014S】パロム、【9-031S】カダージュなど、数々のカードに対して耐性のあるアビリティといえるでしょう。しかも【12-115R】チェリンカ自体は選ばれてしまうという弱点も、自身が持つアクションアビリティで回避することができます。【1-090S】シャントットや【11-124S】ケフカのような選ばないカードはどうしようもないですが、それでも数々のカードを完封できるのではないでしょうか。
一方、闇属性の【12-119R】クー・チャスペルですが、こちらは対照的に非常に攻撃的なデザインがされています。ヘイスト持ちなため予想外なダメージを稼いでくれますし、ブレイブと先制攻撃の組み合わせは攻守両面での活躍が見込まれます。対戦相手としてはできる限りフィールドに残しておきたくないタイプのカードですが、うかつに対処しようとするとスペシャルアビリティ《分身》によってあっさりとかわされてしまうかもしれません。闇属性の新たなアタッカーとして名乗りを挙げてきそうなカードです。


テテオ


コルカの娘にしてクリスタル使いの【12-106U】テテオは、光属性のフォワードをコントロールしていると実質0コストでフィールドに出すことができます。しかしながらアドバンテージを取ることが得意な水属性なのでこれだけではちょっと物足りないところでしょう。そこで活きてくるのが【12-106U】テテオの持つアクションアビリティになります。
対戦相手のブロック要員を手札に戻したり、その逆に相手のアタックしてきたフォワードを手札に戻してしのいだりすることができるので、非常に汎用性の高いアビリティになっています。しかもこのアビリティは【12-106U】テテオ自体をブレイクゾーンに置くので、新たに【12-106U】テテオを出してカードを引くこともできるわけです。書いてあることは地味ですが、頼もしい力を持っているカードではないでしょうか。


ニコニコ生放送での『Chapter XII』プレビューのお知らせ

今、開発のメンバーによって毎週木曜日にプレイの様子などを生放送で行なっています。そして、本日の18:30よりニコニコ生放送で『Chapter XII』の追加レビューを放送する予定です。

この生放送で初めて公開されるカードもありますので、時間がありましたらぜひご鑑賞ください。

発売まで随時更新していきますので、次回のプレビューをご期待ください。