第121回 FF-TCG Chapter Ⅸ でのルール変更について

『Chapter Ⅸ』に合わせてルールとテキスト表記の変更がありましたので、こちらのコラムで紹介したいと思います。

フィールドに出せないキャラクターを出そうとする行為

ご存知のように『FF-TCG』では一般アイコンのないキャラクターがフィールドに出ているときに、同じ名前のキャラクターを出すことはできません。また、光属性と闇属性のキャラクターは合わせて1体しかフィールドに出せませんし、バックアップは6体以上出すことができません。
これらは手札からコストを払って出す場合でも効果で出す場合でも同じことで、『FF-TCG』の大原則の1つとも言えます。

ただ、効果によってフィールドに出そうとする場合は、
1:出そうとすることはできるが結果的に出ない。
2:そもそも出そうとすること自体できない。

の2つのパターンがありました。

1のパターンは【4-014U】フェニックスのように、効果の結果としてキャラクターがフィールドに出てくるもので、同名のキャラクターがフィールドにいてもブレイクゾーンのキャラクターを選ぶところまでは可能でしたが、解決時にルールのチェックに引っ掛かるためフィールドに出すことはできませんでした。

2のパターンは【PR-044】ティーダのように、自身をフィールドに戻すための効果をコストを支払って使用するものです。これは自身をフィールドに出すのが目的なので、ほかのティーダがフィールドにいる場合、そもそもこのアビリティを使用することができませんでした。

このように明確な理由に従ってルールを分けているのですが、明確なわりには実際には区別がつきにくいのではないでしょうか。そこで今後はこの2つを区別せずに1のパターンに統一することにしました。つまり【PR-044】ティーダも『コストを支払い、アビリティを使用してフィールドに出そうとすることはできる。しかし解決時にルールによりフィールドに出すことはできない』となります。
これらは光属性や闇属性、バックアップの5枚制限なども同じになります。また、解決時にそれをフィールドに出せるような状況になっているなら(もともとフィールドにいたキャラクターが解決前にフィールドから離れたなど)、フィールドに出すことができます。

ただし、本来のコストを支払って出す場合や、そのコストに代わる代用コストを支払うような場合は出そうとすることすらできません。【5-081R】ケフカなどもそのようなカードになります。

【カード名(○○)】

これは大きな変更というわけではないのですが、【カード名(○○)】は一般アイコンを持つものか、自身と同名の自身とは違うカードを指すときのみに使われてきました。
しかし、カード名とジョブに同じものがあることや、一般アイコンの有無で区別するのが紛らわしいので、今回から一般アイコンを持たないものを指す場合もこのような書式になります。このような書式でない場合と比べてルール的に変わるわけではありません。あくまで表記の変更になります。