第119回 FF-TCG ChapterⅨ カードプレビュー - 第2回 -
『Chapter IX』2回目のプレビューは『FINAL FANTASY Ⅲ』出典のカードになります。これまで一般兵は何度も収録されている『Ⅲ』ですが、一般アイコンがないキャラクターはあまり収録されず、召喚獣にいたっては0という状況です。
しかしながら今回は一般兵に加えて、たくさんの魅力的なキャラクターや召喚獣が収録されました。そこで今回は、それらのうちから4枚のカードを紹介したいと思います。
シド・ヘイズ
カズスの村で主人公一行と出会うシド・ヘイズ。彼にかかっているジンの呪いを解くと飛空艇を使えるようになります。優れた技師で帆船エンタープライズに飛行能力を与えるなど、随所で主人公たちを助けていきます。
『Chapter Ⅶ』でシアトリズム出典として先駆けて登場したときは、彼らを助けるという部分を一般兵をサーチするアビリティとして再現しましたが、今回はアイテムをサーチできるアビリティで、技師としての彼に注目したアビリティになっています。EXバーストもついているので風属性でアイテムを使うデッキならば、積極的に投入していきたいカードなのではないでしょうか。
シヴァ
今回は各属性に1枚、『Ⅲ』の召喚獣が収録されています。ここでは氷の召喚獣シヴァを紹介しましょう。氷の枠とイラストの色づかいがマッチし、非常にきれいなカードデザインとなっていますが、能力もなかなかハイスペックです。
まず、ダル状態のフォワード限定とはいえ8000ダメージという氷にしては破格のスペックに加えて、ほかのフォワードにまでダメージを与えられる高性能。しかも、選ばれたフォワードがアクティブになった場合、そのフォワードはダメージを回避できますが、ほかのフォワードにはしっかりダメージが与えられます。EXバーストつきという点も評価されそうです。
倒すべき敵
最後に、主人公たちの倒すべき敵であるザンデと暗闇の雲を紹介します。
ザンデは大魔道師ノアの弟子の1人で、世界を闇に包もうとしている存在です。その力は強大で、メテオやクエイクなどを駆使し、主人公たちに襲いかかります。
カード化されたザンデには2つのアビリティがあり、1つはこのあと紹介する暗闇の雲をサーチできるオートアビリティ。そしてもう1つが彼の代名詞でもある『メテオ』という名前のスペシャルアビリティです。
『メテオ』は3体のフォワードに6000点、4000点、2000点のダメージを与えることができる使い勝手のいいアビリティ……と、ここまで読んであることに気づかれた方もいるのではないでしょうか。そう、【3-012R】パロムがまったく同じ名前、同じ効果のスペシャルアビリティを持っているのです。
同じ名前のスペシャルアビリティを複数のキャラクターが持つというのは今回が初めてのことなのですが、ザンデといえばこれだろうということで採用されました。ただ、注目したいのがコストに相違点があるというところです。パロムより2コスト軽く打てるというあたりに、元大魔道師、そして魔王としての貫録を感じさせます。
続いて、そのザンデでサーチできる暗闇の雲を紹介しましょう。暗闇の雲は光と闇のバランスが崩れたときにあらわれて、すべてを無に帰そうとします。セーブができないダンジョンで4体の中ボスを倒したあとに戦闘、ということもあり、その実力以上に凶悪なイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
『FF-TCG』の暗闇の雲も相当凶悪なアビリティを持っています。フィールドに出るだけでフォワード1体を除去でき、さらにアクションアビリティでキャラクターを1体除去できます。ブレイクゾーンに置くカードは相手が選べるとはいえ、あまりキャラクターを並べないタイプのデッキには天敵になりそうです。
ニコニコ生放送での『ChapterⅨ』プレビューのお知らせ
今、開発のメンバーによって毎週木曜日にプレイの様子などを生放送で行なっています。そして、3月7日の18:45よりニコニコ生放送で『ChapterⅨ』の追加レビューを放送する予定です。
この生放送で初めて公開されるカードもありますので、時間がありましたらぜひご鑑賞ください。
発売まで随時更新していきますので、次回のプレビューをご期待ください。