第116回 FF-TCG ChapterⅨ カードプレビュー - 第1回 -

3月15日に発売になる『Chapter Ⅸ』のカードレビューを今回も行ないます。第1回目は新しいカードタイプの「アイテム」のルール説明と、新規参入タイトル『FINAL FANTASY LEGENDS 光と闇の戦士』からいくつかカードをピックアップして紹介したいと思います。

アイテム

新しいカードタイプであるアイテムは、自分のコントロールするキャラクターに装備させてそのキャラクターを強化したり、強力なアビリティを与えたりするものです。アイテムにはいくつか覚えておかなければならないことがあるので、順を追って説明していきましょう。

◆アイテムを出せるタイミング
アイテムは自分のメインフェイズ中、アビリティや召喚獣がまったくスタックに積まれていないときに出すことができます。
こう書くとちょっと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと、フォワードやバックアップなどのキャラクターを出すタイミングと同じタイミングで出すことができる、ということです。
また、アイテムはキャラクターに装備させるカードなので、該当するキャラクターがフィールドにいないとフィールドに出すことはできません。たとえば【9-140U】シェルシールドなら、1番上に装備(フォワード)と書いてあります。これはシェルシールドはフォワードに装備できることを示しています。【9-065C】ショートボウならフォワードとバックアップに装備させることができます。

◆アイテムの種類
アイテムには「武器」「防具」「アクセサリ」の3つのタイプがあります。各キャラクターはそれぞれのタイプにつき1つまでしか装備することができません。「武器」「防具」「アクセサリ」を1つずつ装備することはできますが、「武器」を2つ装備することはできないのです。将来的には原作再現で二刀流で戦うキャラクターが出てくるかもしれませんが。

◆はずす
アイテムは「はずす」というキーワード能力を持っています。これはそこに書かれているコストを支払うことで手札に戻すことができます。このアビリティは基本的にはいつでも――召喚獣やアクションアビリティと同じタイミング――使うことができます。相手のターンでも可能です。
また、「はずす」には違う使い方もあります。それを踏まえたうえで次の説明にいきましょう。

◆アイテムはブレイクゾーンに置かれる?
アイテムは基本的に2つの方法でブレイク、あるいはブレイクゾーンに置かれます。まずアイテムをブレイクする効果がありますので、それでブレイクされてしまいます。
もう1つは装備しているキャラクターがフィールドから離れると、そのアイテムはブレイクゾーンに置かれてしまいます。キャラクターがブレイクされるかではなく、フィールドから離れるかどうかなので、手札に戻った場合や除外された場合も含まれます。
しかしながら、先述した「はずす」を使うことそれらを回避することができます。
ただ、キャラクターがフィールドから離れてしまうと手遅れなので、キャラクターをブレイクする効果やダメージに対応して「はずす」必要があります。
また、EXバーストでキャラクターがフィールドから離れる場合は対応できないので、ブレイクゾーンに置かれてしまいますので気をつけてください。

FINAL FANTASY LEGENDS 光と闇の戦士

この作品は、光と闇の2つに引き裂かれた世界が舞台となる、光の章と闇の章の2つからなる光と闇の戦士たちの物語です。光の章はソール、アイギス、セーラ、ダスク、闇の章はナハト、アルバ、グレイブ、ディアナのそれぞれ4人のキャラクターが主人公として活躍します。今回のレビューではそのうちの光の戦士4名と、彼らに協力する2人のゲストキャラクターに関して話していきたいと思います。

光の戦士

光の戦士の4人は強大な軍事力で世界を手中に収めんとするアヴァロン大帝国に対抗するために、光の世界の各地を旅していきます。さまざまな出会いを経て、彼らは帝国の大皇帝と対峙することになります。
そんな4人のFF-TCGの能力を紹介していきましょう。まずは、リーダー的ポジションのソール。彼は仲間がいるとより強くなることができます。3コストで7000のパワー、そしてヘイストとブレイブを持つ破格のスペックのキャラクターになります。また、受けたダメージの半分のダメージを返すオートアビリティもあります。こちらは原作の『反撃』を再現しています。
火属性の中堅どころとして、いい働きをしてくれそうです。
次に、アイギス。このキャラクターはソールより年上で成熟した精神を持っています。熱くなりがちなソールと対照的に、冷静沈着にパーティー全体の状況や仲間のことに気を使います。カードゲームでのアイギスはリンクを3つ持ち、さらにほかのフォワードをパワーアップさせることができる、頼りになるアビリティを持っています。アイギスのリンクからソールを出すという流れは、相手には脅威になるでしょう。
火属性の2人に続いて、次は水属性の光の戦士2人を紹介します。1人目はセーラ。心優しく、どこか育ちのよさを感じさせる彼女はアヴァロン帝国に強制されクリスタルの強奪に参加することになります。その後、世界が2つに引き裂かれてからはソールたちとともに光の戦士として光の世界を旅しますが、彼女の優しさに多くの人や、時には人でないものも感化されていきます。
FF-TCGのほうでは、人とのつながりを大事にする彼女らしく、能力はリンクを活かしたものになっています。自身もリンクを持っていますが、この能力を最大限に発揮するのであれば、リンク持ちのフォワードを多く入れるとよいでしょう。
4人のうちの最後に紹介するのはダスク。原作ではなにやら秘密めいた怪しい行動を取ることが多い彼ですが、章を進めていくと彼の思惑が明かされます。
カードゲームでのダスクのアビリティは、フォワード1体をアクティブにするというもの。原作では白魔法に大きく影響する精神が高いため縁の下の力持ち的なポジションでしたが、カードゲームでもそれに準じています。

竜騎士とナイト

最後に、光の章の竜騎士編とナイト編に登場する、それぞれのゲストキャラクターを紹介したいと思います。
竜騎士編には、バルバラという女性の竜騎士が登場します。はじめは光の戦士たちを警戒し敵対心をむきだしにしていた彼女ですが、とあるイベントで仲間になり、高い攻撃力と竜騎士のアビリティでパーティーの主戦力となってくれます。
FF-TCGではそのアビリティの1つである『竜剣』をスペシャルアビリティとして採用しました。FF-TCGでは増加という単語は初登場になりますが、バルバラのもとのパワーにダルにしたフォワードのパワーを足すことになります。
もう1人紹介するゲストキャラクターはナイト編に登場するガウェインです。カードのアビリティからもわかるようにセーラとは因縁浅はかならぬ関係なのですが、ここではそれは語りません。ぜひ、ゲームで体感してみてください。
ともあれ、カードゲームでのガウェインは水のフォワードとしてはトップクラスに攻防一体感のあるキャラクターになっています。セーラがいればパワー8000のブレイブとして高い攻撃力を持ち、一方でダメージを1000点軽減できるので、パワー8000までなら一方的に打ち取れる防御力の高さも光ります。水属性はじジョブ『騎士』を強くしやすいので、ジョブが『騎士』なのも注目したいところです。

ニコニコ生放送での『ChapterⅨ』プレビューのお知らせ

今、開発のメンバーによって毎週木曜日にプレイの様子などを生放送で行なっています。そして、2月28日の18:45よりニコニコ生放送で『ChapterⅨ』の追加レビューを放送する予定です。

この生放送で初めて公開されるカードもありますので、時間がありましたらぜひご鑑賞ください。

発売まで随時更新していきますので、次回のプレビューをご期待ください。