第100回 【FF-TCG ChapterⅧ カードプレビュー - 第1回】-

12月14日(金)に発売となる『Chapter Ⅷ』のカードプレビューを今回もはじめていきたいと思います。

今回紹介するのは『FF-TCG』初参戦となる『FINAL FANTASY TACTICS A2 封穴のグリモア』のキャラクターたちになります。主人公ルッソをはじめ、ときにコミカルに、ときにシリアスにストーリーを紡いでいく彼らが、どのような形でカード化されているのかぜひご覧ください。

ルッソ

不思議な本にみずからの名前を記したことで異世界に飛ばされたルッソ。『封穴のグリモア』は彼が異世界で様々なことを体感していく物語です。

最初から積極的に新しい環境になじもうとするルッソは、いろいろな物事に触れることでどんどん成長していきます。

そんな原作での彼を再現しているのが【8-014C】ルッソです。フィールドに出たとき(異世界に登場したとき)にはわずか2000ダメージしか与えられませんが、覚醒すると……っと、覚醒先は残念ながらまだお見せできませんが、非常に強力なアビリティを持ったルッソになることができますので楽しみにしていてください。

アデル

アデルはひょんなことからルッソがいるガリークランに加入します。はじめはルッソやガリークランのリーダーであるシドたちとの間には壁があり、一緒に行動してはいるものの心を通わせることはありません。が、あることをきっかけに自分自身の持つ特別な力を向き合えるようになり、ルッソたちと近づいていきます。

 今回カード化されたアデルは中盤以降のアデルをモチーフにしたもので、風属性のフォワードとしては破格のスペックを持っています。スペシャルアビリティの『アデレイト』に関して、ゲームとしての注意点になりますが、【1-141R】ミンウとは違い、自分のパワーと同じダメージも無効化できます。FF-TCGでは初めての効果となり、アデルの特別性を表しているといえるでしょう。

ハーディ

『FINAL FANTASY XII』でも登場したモーグリ6兄弟のひとりです。『 FINAL FANTASY TA2 封穴のグリモア 』では吟遊詩人として登場するので、FF-TCGでも吟遊詩人的な能力になっています(ジョブはモーグリですが)。

 彼はルッソに興味を持ち、ルッソの曲を作るためにガリークランに参入します。FF-TCGにおいて彼のアビリティがルッソといることで使いやすくなるのは、彼のインスピレーション、あるいはモチベーションが上がるからなのかもしれません。

ガリークランのシド

異世界にやってきて、いきなりモンスターに襲われたルッソを助けたのがシドです。ガリークランという小さなクランのリーダーですが、面倒見のいい性格でルッソが元の世界に帰るための手助けをしてくれます。ルッソだけでなく、アデルやハーディなどの個性豊かなメンバーをクランに入れてさらにそれをまとめ上げているあたり、かなり懐の深い人物なのかもしれません。

 FF-TCGではサーチ能力を持つバックアップで、ルッソやアデル、ハーディらのガリークランのメンバーをサーチしてくることができます。サーチできる対象先が3属性にまたがっているめずらしいカードで、複数のタイプのデッキのキーカードになることもありそうです。EXバーストもついているので、使い勝手は悪くないでしょう。

モンブランとフリメルダ

この2人はサイドシナリオをこなさないでメインシナリオだけ進めていると仲間になることのない、ちょっとした隠しキャラクターになっています。

モンブランはハーディの兄弟で『FINAL FANTASY XII』や『FINAL FANTASY TACTICS ADVANCE』にも登場していますので、今回の収録で3種類目になります。今までのモンブラン同様ダメージの発生源として活躍しそうですが、【8-023C】ハーディをサーチできるのもうれしいところ。オーバードライブは積極的に使っていきましょう。

フリメルダは剣聖と呼ばれるほどの剣の達人ですが、初登場時はある理由でゾンビ化しています。いくつかのシナリオをこなすことで人間に戻り、ガリークランに入りますが、最初から二刀流を持っている彼女の戦闘力は重宝されるのではないでしょうか。

FF-TCGでは他属性オーバードライブを持たせることで彼女の強さを再現しています。水属性のカードではあまり見ることのない直接的な除去効果は、ピンポイントの除去が苦手な氷水デッキには頼りになるでしょう。

ユエン

最後にガリークランのメンバーと対立するカミュジャのメンバーの1人、ユエンを紹介します。ユエンはシドを執拗につけ狙い、何度となく彼の命を奪いに訪れます。初登場時には夜の街でシドに深手を負わせ、次はルッソにシドを引き渡すように要求。その後もガリークランの前に立ちはだかります。

ダル状態のキャラクターが5体以上、というのは多くのキャラクターが油断している状況。暗殺者の彼がプレイヤーを襲うのにはぴったりのタイミングなのです。

ニコニコ生放送での『ChapterⅧ』プレビューのお知らせ

今、開発のメンバーによって毎週木曜日にプレイの様子などを生放送で行なっています。そして、11月22日の18:45よりニコニコ生放送で『ChapterⅧ』の追加レビューを放送する予定です。

この生放送で初めて公開されるカードもありますので、時間がありましたらぜひご鑑賞ください。

発売まで随時更新していきますので、次回のプレビューをご期待ください。