第92回 FF-TCG Chapter Ⅶ カードプレビュー -第3回 覚醒 -

第3回のカードプレビューでは新キーワード能力「覚醒」を持つDISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASYのキャラクターを紹介していきます。

「覚醒」とは、表記されているコストを支払うことで、デッキから同名のフォワードをサーチできるアクションアビリティです。レベルアップと似たアビリティですが、ダメージを与えてサーチするレベルアップと比べ、確実性の高いサーチ能力といえます。

セフィロス、皇帝

氷属性では【7-032U】セフィロスと【7-028U】皇帝が「覚醒」を持って登場します。

【7-032U】セフィロスの「覚醒」先で思い浮かぶのは、バックアップをブレイクする7コストの【1-162S】セフィロスでしょう。ほかにも光属性をブレイクする【PR-007】セフィロスをデッキに1枚入れておくことで、状況に応じてサーチ先を選択できます。

【7-028U】皇帝の「覚醒」先にはほとんどのキャラクターを沈黙させる【2-104R】皇帝がいます。この【7-028U】皇帝の持つアビリティは「覚醒」でも発動するので、同じカードをサーチすることで、キャラクター1体を数ターンダルにしておく使い方もあります。

次に紹介するのは土属性の【7-065C】ガブラスと水属性の【7-102R】アルティミシアです。

ガブラス、アルティミシア

パワーが4000しかない【7-065C】ガブラスですが、「覚醒」先の【1-082R】ガブラスは受けているダメージ次第でパワー10000を超える強力なフォワードになります。火属性や氷属性との組み合わせでデッキ構築をしていれば、【3-054U】ガブラスも入れておくと選択肢が増えることでしょう。

【7-102R】アルティミシアの「覚醒」先は今のところ1種類しかありませんが、デッキの軸になる【1-127R】アルティミシアをフィールド出しやすくなります。

【7-102R】アルティミシアのオートアビリティはダル状態のフォワードをアクティブにさせてしまいます。ですが、【6-021C】シャマンドと組み合わせることでアクティブにならず、すべてをダル状態にできます。自身を「覚醒」でサーチし、何度もこの疑似的な【6-023R】背徳の神帝マティウスとして使うことが可能です。

最後に「覚醒」は持っていませんがDISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASYのキャラクターをいくつか紹介していきます。

エクスデス

イミテーションを封じた次元の扉を発見しているDISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASYの【7-086U】エクスデスは、今回もイミテーションに強く関わった能力を持っています。

【7-086U】エクスデスの持つイミテーションのパワーを+1000とヘイストを与えるアビリティは、新たなイミテーションデッキの主軸となりそうです。【5-149C】話術士と相性が良く、【7-086U】エクスデス自身やイミテーション以外のフォワードも強化し、ヘイストを与えるのは、対戦相手にとって脅威となるでしょう。

Chapter7に収録しているイミテーションも紹介しましょう。

偽りの勇者、うつろいの竜騎士

【1-151R】ウォーリアオブライトのイミテーションである【7-002C】偽りの勇者は、オーバードライブで使うことで、このターン中すべてのフォワードを強化します。先ほど紹介したエクスデスがフィールドにいれば、オーバードライブで強化した【7-002C】偽りの勇者自身をそのままヘイストでアタックすることができます。

【7-086U】エクスデスと同じ雷属性の【7-085C】うつろいの竜騎士は、【2-070E】カインのイミテーションらしくジャンプのようなアビリティを持ち、2コストながらパワー7000とコストパフォーマンスの良いサイズになります。