第92回 FF-TCG Chapter Ⅶ カードプレビュー -第2回 新モンスター -

これまでもさまざまな能力を持ったモンスターが登場しましたが、『ChapterⅦ』ではこれまでにない新たな能力を持ったモンスターがいくつか収録されています。カードプレビュー第2回目の今回はそれら新しいモンスターを紹介していきましょう。

イルルヤンカシュ、プーマ夜光

この2体は「青魔法」という新しいキーワード能力を持っています。「青魔法」のとなりに表記されているコストを支払い、手札からそのカードを捨てることで効果が発揮される、いつでも使用できるアクションアビリティです。ただし、モンスターとしてフィールドに出した場合は「青魔法」としては使用できません。
イルルヤンカシュはフィールドに出すと2コストで4000ダメージと重い【5-020C】ボムですが、「青魔法」で使用すると3コストで7000ダメージ与えることができます。大会でもよく見る【1-019U】ブリュンヒルデと同じダメージは、火力として十分期待できるのではないでしょうか。
プーマ夜光は土属性らしく一時的にフォワードのパワーを上昇させることができます。【6-054C/1-100C】モンクのようにパワーを+2000させる効果でも十分戦闘で役に立ちますが、「青魔法」でのパワー+5000はほとんどのフォワードを一方的にブレイクできるでしょう。土属性のパワーの低いフォワードがアタックしてきたときにはこれまで以上に注意が必要となりそうです。
召喚獣のように使える「青魔法」は、【2-033R】アスラや【1-110C】賢者などの回収で使い回しがしやすいところが大きな利点です。

デスゲイズ

まずデスゲイズを使う際に注意しなくてはならない点があります。カードの右上に注目してください。これまでのモンスターには必ずあった一般兵アイコンがなく、デスゲイズは複数枚並べることができないモンスターとなっています。

3コストのモンスターでパワー7000は少し物足りなく感じるサイズですが、自身よりパワーの大きいフォワードにはブロックされない回避能力を持っているので、このサイズでも気にならないといえます。

【1-060S】ジタンのようなこれまでの風属性特有の相手のコストを参照する回避能力ではなく、相手のパワーで回避できるかが決まるので、普段は自分のフォワードを選ぶ【6-054C/1-100C】モンク、先ほど紹介した【7-072C】プーマ夜光を対戦相手のフォワードに使い、デスゲイズよりサイズを大きくすることで、ブロックされずにアタックを通すことができます。最後の一押しに使えるのではないでしょうか。

また、デスゲイズはスペシャルアビリティを持っています。モンスターが持つのはこれが初めてです。

最後にもう1枚紹介するモンスターは雷属性のオーディンダスクです。

オーディンダスク

オーディンダスクはその名のように、対戦相手にダメージを与えると、どのフォワードでもブレイクする7コストの【1-104U】オーディンと同じ効果を持っています。【5-074L】ロックや【3-024S】ジェネシスと違い、直接フィールドに影響を与えるアビリティは、対戦相手にとって1度もアタックを通せない存在となります。
対戦相手のフィールドにフォワードがいる状態でダメージを与えることがアドバンテージを得る条件になります。何度もブロッカーを無視できる【1-003C】赤魔道師や【5-060C】シド工房長などと相性がいいでしょう。

次回は新たに登場するキーワード能力「覚醒」を中心に紹介していきます。