第91回 FF-TCG Chapter Ⅶ カードプレビュー -第1回 FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Ring Of Fates -

9月28日(金)に発売となる『ChapterⅦ』のカードプレビューをしていきます。

今回紹介するのは『ChapterⅦ』より新たに参戦する『 FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Ring Of Fates 』の主人公ユーリィとその家族です。ユーリィには新しいキーワード能力「オーバードライブ」が備わっているので、この能力についても解説していきましょう。

ユーリィ

新しい能力「オーバードライブ」は、キャラクターをフィールドに出す際に、追加でオーバードライブのコストを支払うことで、オートアビリティを持ってフィールドに出る仕組みとなっています(「オーバードライブ」は手札からフィールドに出す際にしかコストを支払えないので、手札以外からフィールドに出す場合には使用できません)。

ユーリィは、双子の姉チェリンカと一緒でないとクリスタルの力が使えないハーフ・クリスタル使いです。
そんな原作を再現しているユーリィの「オーバードライブ」は、チェリンカさえコントロールしていれば2コスト追加で支払うことで、どんなフォワードでもブレイクできる非常に強力なオートアビリティとなっています。
手札に戻せる【6-075C/1-130C】学者や【5-137U】ストラゴスなどでオーバードライブを何度も使用することも可能なので、これらとユーリィの組み合わせは相性がいいと言えるでしょう。
「オーバードライブ」だけでなく、ユーリィは自身がフォワードに与えるダメージを上げるフィールドアビリティを持っているので、3コストながらパワー9000のフォワードのような働きを見せるでしょう。

チェリンカ

姉のチェリンカは弟のユーリィに依存したアビリティしか持っていませんが、ユーリィに与える影響は大きく、パワーを+1000することや、ユーリィのブレイクを防ぐアビリティはユーリィのアタック時などに役立つでしょう。

そんなユーリィ、チェリンカの姉弟を支えてくれるのが、彼らの父ラトフと母アーチェスです。

ラトフ

ラトフはコスト4のバックアップと重めですが、オートアビリティによってユーリィかチェリンカのまだ引いていないほうをサーチすることで、ユーリィの「オーバードライブ」をサポートしてくれます。
これまでのサーチ系バックアップとちがい、ラトフは自らをブレイクゾーンに置くことができるアクションアビリティを持っています。積極的にブレイクゾーンに置いていくことで、複数枚ラトフを引いてもフィールドに出し、何度もユーリィにつなげることが可能です。

アーチェス

アーチェスはラトフのようなサーチ能力ではなく、手札にあるユーリィとチェリンカのコストを1つ軽くするフィールドアビリティと、彼らをアクティブにするアクションアビリティを持っています。特にフォワードのユーリィをアクティブにできるアクションアビリティは、コストがダルだけと軽く、【3-024S】ジェネシスや【6-023R】背徳の神帝マティウスなどを使った氷属性のデッキにとっては脅威となるでしょう。

最後に『Ring of Fates』からもう1枚、闇属性のガルデス教皇を紹介します。

ガルデス

ガルデスはモンスターをサーチできる敵キャラクターらしい「オーバードライブ」を持っており、FF-TCG初となる「X」のコストが登場します。「X」はプレイヤーが任意のコストを支払い、そこに支払ったコスト以下のモンスターをサーチすることができます。もし【5-111U】ドラゴンをフィールドに出したい場合は、ガルデスを出す3コスト、「オーバードライブ」の1コストと「X」にドラゴンの2コストの合計6コストを支払うことでサーチできます。3コストの【5-116U】ベヒーモスをサーチしたい場合は合計7コストとなります。多種多様のモンスターをデッキに入れることで臨機応変に使えることがガルデスの強みではないでしょうか。
また、3コストでパワー7000と標準的なサイズですが、キャラクターからのダメージを2000減らすという【5-159R】ハインに似たアビリティも持っており、フィールドに出てからも十分に活躍してくれるでしょう。

さらに、ガルデスは【5-081R】ケフカと相性がいいです。【5-081R】ケフカのブレイクゾーンに置くコストにする3属性のうち2属性をガルデスと「オーバードライブ」でサーチしたモンスターで、それも1つは闇属性で満たしてくれるので、容易に3属性のフォワードやモンスターをそろえることができるでしょう。

次回はモンスターについて紹介していきます。