5月20日、北海道室蘭市の『室蘭市文化センター』において『MASTERS 室蘭』が開催されました。参加者は19名で、ChapterⅤ構築戦によるスイスドロー5回戦＋決勝トーナメント2回戦が行なわれました。

MASTERSとしては3回目となる『ChapterⅤ構築』戦だったので、過去2回の大会結果がどのように影響しているかが注目されましたが、今回優勝したデッキとスイスラウンドを1位で通過したデッキはともにめずらしいタイプという、非常におもしろい結果となりました。

優勝した柿本さんが使用したデッキは「火単」デッキで、これまでに開催されたすべてのMASTERSを通じて初めて単属性のデッキが優勝することとなりました。スタンダード環境ではあまり活躍することのなかったアヤメ(5-002U)やカイエン(5-004R)、魔界幻士(5-021C)などが良い働きをしていました。

スイスラウンドを1位で通過した上野さんが使用したデッキは「風＋土」デッキで、この2属性を組み合わせたデッキは『ChapterⅤ』以降の環境ではあまり見かけたことがありませんでした。

『ChapterⅥ』が入る前の『ChapterⅤ構築』のMASTERSは6月10日の横浜しか残っていませんが、『MASTERS 室蘭』はそれを前にしておもしろいデッキが台頭してきた大会だったと言えるでしょう。