第69回 FFTCG:MASTERS 神戸 トーナメントレポート

5月3日、兵庫県神戸市の『神戸県民会館』にて『マスターズ神戸』が開催されました。神戸エリアの参加者は62名で、ChapterⅤ構築6回戦+上位8名での2本先取トーナメントによる戦いが繰り広げられました。
はじめて開催される「ChapterⅤ構築戦」ということで、どのようなデッキタイプが有力なのかほぼ情報がない中での開催となりましたが、各参加者が趣向を凝らしたさまざまなデッキタイプが存在するにぎやかな大会となりました。
その中でも若干使用率が高かったのは【5-154R】星の神子で、会場内の約1/3のプレイヤーが使用していました。【5-160R】闇の王、【5-159R】ハインといった強力な闇属性フォワードの数もそれなりに多く、未知のフォーマットなので対戦相手からの干渉を防ぐということを主眼に置くプレイヤーが多かったようです。

そして、合計9回戦の激闘を制したのは、小原俊樹さんの【5-155R】ライトニング入り水雷デッキでした。スタンダードでは強力なライトニングデッキですが、『ChapterⅤ』のライトニングは1種類のみ。どちらかというとこのデッキの【5-155R】ライトニングは、【5-114C】忍者、【5-106U】シャドウ、【5-133R】ゴゴ、そして、【5-147S】リルムからのモンスターといったヘイスト持ちフォワードのうちの一人で、たまに戻ってくればラッキーという形の運用だったようです。
実は、決勝戦は奇しくも水雷デッキ同士の戦いだったのですが、会場全体としては火を使ったデッキが非常に多い印象でした。火単という選択をしたプレイヤーも多く、火VS他の属性という環境の中で、直線的な火をうまくいなした水雷が相性差で若干上回ったという結果となりました。とはいっても、最終成績を見ると決して火が負け組だったわけではないですし、風も土もそれなりの数のデッキが存在していました。一番少なかったのは氷ですが、個人的にはこれからの巻き返しに期待したいところです。