第57回 【FF-TCG ChapterⅤ カードプレビュー -第3回 【FINAL FANTASY XIII-2】ライトニングとノエル-
『FINAL FANTASY XIII-2』の物語の中でもほかの時間軸からの干渉という点で重要なキーパーソンとなる、ライトニングとノエルは『FF-TCG』でも領域を渡るという特殊なカードとして登場します。
これらの能力はいくつか難しい点もあるため、どのような動きが可能なのか、解説をしながら紹介していきたいと思います。
それでは、2人の能力を見ていきましょう。
ライトニング
【5-155R】ライトニングは4コストでパワー8000とヘイストを持つ、攻撃的な光属性のフォワードとして活躍するほか、使用に必要なCPが0のアクションアビリティ、そして、ゲームから除外されている状態でもフィールドに復帰できるアビリティを持った初めてのカードとなっています。
この【5-155R】ライトニングが持つ特殊なアビリティをそれぞれ解説していきましょう。
1つ目は0のCPで使用できるアクションアビリティです。これは、CPを必要とせず、使用を宣言するだけで、そのアクションアビリティを使用できることを意味しています。割り込み不可能なEXバーストを除けば、召喚獣やアビリティにいくらでも割り込むことができるので、ライトニングをゲームから除外するという効果はあらゆる局面で使用していくことができるでしょう。
そして、2つ目はこれに関連したアビリティとして、除外されている【5-155R】ライトニングのみが使えるアビリティがあります。手札からライトニングを捨てることでそれ自身をフィールドに戻すことができるので、ライトニングが手札にある限り、除外エリアとフィールドを往来できる、領域を自在に移動できる能力が備わっているのです。
ただし、戦闘によって相手のフォワードと相打ちになった場合など、ゲームから除外されずにブレイクゾーンに置かれてしまったときは戻ってくることはできません。あくまでゲームから除外されているときに使うことができるというアビリティになっていることに注意しましょう。
2つ目のアビリティに関しては、ゲームから除外された方法は問わないという点も注目して見て欲しい点です。【1-090S】シャントットのようなフォワードを除外するようなアビリティが【5-155R】ライトニングとは非常に相性がいいかもしれませんし、【PR-026】モーグリ[XIII-2]のアクションアビリティでゲームから除外された場合も、このアビリティを使用してフィールドに戻ることができます。
ノエル
【5-115R】ノエルは【5-155R】ライトニングほど複雑なアビリティではありませんが、ブレイクゾーンからフィールドに帰還できるアクションアビリティを持っています。
【5-155R】ライトニングや【5-115R】ノエルのように、ほかの領域で使用できるアクションアビリティというのは使える領域が指定されているので、除外エリアやブレイクゾーンも忘れずにチェックしておきましょう。
【5-115R】ノエルのアクションアビリティはテキストに書かれている通り、ノエルがブレイクゾーンにあるときで、自分のメインフェイズにのみ使用することができるアビリティです。このアビリティは通常のキャラクターの登場とは異なるため、スタックに乗り、相手は召喚獣やアビリティで割り込むことができます。逆に、自分のメインフェイズであるなら、このアクションアビリティで相手の召喚獣やアビリティに割り込んで【5-115R】ノエルをフィールドに出すことも可能です。
頼れるパワーを持ったフォワードとはいえない【5-115R】ノエルですが、CPが支払える限り何回でもフィールドに戻ることができるので、バックアップのそろう終盤などは余ったCPを有効に使うことができます。これはフォワードの線が細い雷属性にとっては心強く、デッキに1枚入れておくだけでも面白い活躍をしてくれるでしょう。
それぞれフィールドではない領域でも能力を発揮できる2人を紹介しました。新しいデッキ構想の一つとして考えられるのではないでしょうか。
次回は『THEATRHYTHM FINAL FANTASY』からモンスターを中心に紹介していきます。