第41回 【FF-TCG ChapterⅣ カードプレビュー -第5回 FINAL FANTASY Ⅴ-】
これまでのプレビューでは主に『ChapterⅣ』のメインとなるタイトルからキャラクターを紹介してきましたが、今回は『FINAL FANTASY Ⅴ』から収録された、あの伝説の四人組を紹介していきましょう。
ケルガー
暁の四戦士という名前は『FFⅤ』をプレイした方なら聞き覚えがあることでしょう。かつてのエクスデスを封印した四人の伝説の戦士である暁の四戦士が、今回『FF-TCG』に登場します。
それでは、それぞれについて簡単に解説をしていきたいと思います。1人目は【4-072R】ケルガーです。
【4-072R】ケルガーは前回紹介した【4-009R】スタイナーのように、自身の属性+αのリンクを持っています。リンク-雷(3)/土(3)によって、軽快な動きを演出することができます。
スペシャルアビリティの「ルパインアタック」はコストが軽く、それでいてパワーの上昇値が大きいためほとんどのフォワードとの戦闘に勝つことができます。能動的に使いヘイストを活かす局面はそこまで多くありませんが、【1-090S】シャントットなどの返しに最後の1点のダメージを与えられる選択肢として存在するだけでも価値があるアビリティではないでしょうか。
次に紹介するのは土の【3-055R】ガラフです。
ガラフ
ガラフは『ChapterⅢ』でも登場し、そちらではクルルと関連の深いアビリティを持っていましたが、こちらはまだ、暁の四戦士として活躍していたガラフとしてデザインされています。
そのため、戦闘と自身の強さに関係するアビリティを持っているのです。
『ChapterⅣ』では手札の枚数に関連して効果が変動するアビリティが一つのテーマになっており、【4-055R】ガラフの強さも、手札の枚数によって大きく変わります。
手札の枚数が5枚以上ならパワーが10000、さらに6枚以上なら、ブレイブを得ることができます。自分のターンには手札が6枚であることも多いので、【4-055R】ガラフがアタックをして、それから手札のキャラクターを出すことで、ブレイブを有効に活かせるでしょう。
ただ、手札を4枚以下にすると、パワーは7000に戻ってしまうので、7000のダメージを受けていた場合はそこでブレイクされてしまう、という点に注意して使っていきましょう。
3人目として紹介するのは【4-025R】ゼザです。
ゼザ
【4-025R】ゼザは他の暁の四戦士に関係が深いアビリティを有しています。
自身は単体では5コスト、パワー8000と及第点のフォワードといった印象ですが、ガラフかケルガーかドルガンがいれば、パワーが+1000され、追加でブレイブを得ることになります。
先制攻撃とブレイブ、パワーが9000ともなれば、ほとんどのフォワードをシャットアウトすることが可能なので、攻防に隙のないフォワードとしてフィールドを支配することができるでしょう。
暁の四戦士を主軸に据えたデッキを作ったときには、【4-025R】ゼザの活躍が期待できますが、まわりの暁の四戦士がブレイクされてしまって、アタックフェイズ中に【4-025R】ゼザの能力が弱くなってしまうということは、当然考えなければいけないところです。しかし、そこで『ChapterⅢ』の【3-055R】ガラフを使うという手もあります。【3-055R】ガラフならアタックフェイズにはブレイクされないので、【4-025R】ゼザを安心してアタックに向かわせることができるのです。
では、最後にバッツの父親でもある【4-101R】ドルガンを紹介します。
ドルガン
【4-101R】ドルガンは光属性のフォワードになっています。
パワーは6000と並のフォワードでしかありませんが、アクションアビリティによって、フォワード1体と【4-101R】ドルガン自身をゲームから除外する、つまり、自分の身を犠牲にして、相手のフォワード1体を倒すことができます。
原作を再現したアビリティで、『FF-TCG』でも同様にとなっていますが、ゲームの中では【4-101R】ドルガンだけを救う方法もあります。【4-101R】ドルガンのアクションアビリティの効果は解決時なので、使用を宣言したあとに、【4-101R】ドルガンを【1-147U】リヴァイアサンなどで、手札に戻すことが出来れば選ばれたフォワードを除外して、【4-101R】ドルガンを手札から再びフィールドに出すことができるのです。
ちょっと本来のストーリーからずれてしまうかもしれませんが、こういった使い方ができるのもTCGならではの楽しさではないでしょうか。