第39回 【FF-TCG ChapterⅣ カードプレビュー -第3回 FINAL FANTASY TACTICS-】

『FF-TCG ChapterⅣ』では、『FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争』から待望のSR、ラムザとディリータがイラスト絵で登場します。

仲間の助けを借りて、絆を作り上げようとするラムザ、自分だけを信じて、未来を切り開こうとするディリータ。印象的な2人の対比が『FF-TCG』でも再現されることになります。

ラムザ

【4-080S】ラムザはフィールドアビリティとアクションアビリティの2つのアビリティを持っています。まず、あなたがコントロールする騎士1体につき、パワーが+1000されるフィールドアビリティは騎士を中心としたデッキで十分なパワーを持つことを示しています。

ただ、それだけでは【4-080S】ラムザが強化されるのみであるので、騎士デッキを組むという動機としては弱いと言えるかもしれません。ですが、【4-080S】ラムザがその真の価値を発揮するのはアクションアビリティが使える状況にあるでしょう。アクションアビリティを使用することで、騎士のパワーを+1000し、先制攻撃とヘイストを与えることができるので、騎士同士の絆によって、十分なCPがあればフィールドを支配することができると言えるのです。

コストが属性を問わない3CPというのも多属性に渡ってデッキを組みやすく、あらゆる属性の騎士と組み合わせていけるはずです。

ただ、一人例外が居ます、それが【4-064S】ディリータです。

ディリータ

【4-064S】ディリータは【4-080S】ラムザとちがい、回りに影響されて自分が強くなったり、回りを強くしたりということはありません。信じるものは己だけというのがその信念にあるからです。

覇道を歩む【4-064S】ディリータは自分に干渉するものを許しません、召喚獣によって選ばれれば、それを召喚したプレイヤーに1点のダメージを与え、キャラクターによって選ばれればそのキャラクターをブレイクしてしまいます。とくに繰り返し使っていきたい【1-003C】赤魔道師などのバックアップのアクションアビリティを【4-064S】ディリータに使うのは得策ではありません。

この2つのオートアビリティは【4-064S】ディリータをコントロールしているプレイヤーやキャラクターにも発揮されます。つまり、【4-080S】ラムザが【4-064S】ディリータを助けようとした場合も、【4-064S】ディリータは【4-080S】ラムザをブレイクしてしまうのです。

強力ながら融通が利かず、助けたい【4-080S】ラムザとそれを拒否する【4-064S】ディリータ、そういった関係も彼ららしいと言えるのではないでしょうか。

次回は『FINAL FANTASY 零式』につづいて、今回もうひとつのメインタイトルとなる『FINAL FANTASY Ⅸ』からカードを紹介していきます。