第38回 【FF-TCG ChapterⅣ カードプレビュー -第2回クラスゼロ-】
『ChapterⅣ』では『FINAL FANTASY 零式』のクラスゼロのメンバーが多く収録されています。第2回目はその中からクラスゼロのメンバーを3人、紹介していきましょう。
エース
まず、紹介するのはカードを武器として扱う【4-002R】エースです。
火属性でコスト3、パワー7000という基本的なスペックを満たしており、強力なスペシャルアビリティ「デッキオープン」を使うことができます。
デッキオープンの能力は使って効果が解決されるまで、そのダメージ量が確定しないランダマイズされたアビリティです。山札の上から4枚を公開し、その属性の種類の数×4000のダメージをフォワード1体に与えることができます。
このスペシャルアビリティはコストにダルを必要とせず、必要なCPも軽いために使用する機会も多く使いやすいアビリティです。ただ、アビリティとしての使いやすさに反して、デッキ構築においては単属性では威力を発揮しきれないため、デッキに他の属性を取り込むといった工夫が必要になってくるでしょう。
2属性でも8000ダメージと十分なダメージ量を与えられるので、2属性以上のデッキで使っていくといいでしょう。
注意点として、カードが公開されてからは割り込みができないので、もし【1-089C】ゴーレムなどのパワーを上げる効果を使ってこのダメージに耐えられるようにする場合、あらかじめ使っておく必要があります。
セブン
風属性のセブンは、対戦相手のフォワードをかく乱し、アビリティすら無効化してしまう「キャッチ」を持っています。
まず、フィールドアビリティとして、ほかのクラスゼロのフォワードに能力を与えることができます。コストが4以上のフォワードではブロックされなくなるので、とくにコスト4以上のクラスゼロのフォワードと組み合わせれば、それが対戦相手のパワーの大きなフォワードに止められることはほとんどないでしょう。
そして、「キャッチ」は今までになかった特殊なアビリティ封じのアビリティです。
「キャッチ」はスタックに積まれている解決前のスペシャルアビリティやオートアビリティを選び、その効果を無効化することができます。【1-090S】シャントットや【1-040R】セフィロス、【3-053S】ヴィンセントの「デスペナルティ」といった強力なアビリティに対して使うことができるため、状況によっては非常に有用な能力となるでしょう。
【4-038R】セブンはクラスゼロを中心としたデッキだけでなく、単体としても十分な強さを持ったフォワードと言えるのではないでしょうか。
クイーン
【4-018R】クイーンも【4-038R】セブン同様、クラスゼロのフォワードと関係のあるアビリティを持っていますが、単体よりも、よりクラスゼロに特化したものになっています。
あなたのコントロールするほかのクラスゼロのフォワード1体につき、パワーを+1000するというフィールドアビリティは、当然、デッキに多くのクラスゼロを入れておくことで、より強力なアビリティとして機能します。さらに、スペシャルアビリティ「エナジーボム」の効果の強さも【4-018R】クイーン自身のパワーに依存しているため、クラスゼロに特化したデッキであればあるほど、【4-018R】クイーンは力を発揮します。
『ChapterⅣ』以降は、【4-018R】クイーンなどのクラスゼロ、そして、「軍神」といった、クラスゼロと親和性の高い召喚獣を中心としたデッキを組むこともできるようになっていますので期待してお待ちください。
次回は『FINAL FANTASY TACTICS』からの初SRとなる2人紹介していきましょう。