第37回 FF-TCG クリスタルカップ店舗予選通過デッキ紹介-1-
クリスタルカップの店舗予選も中盤戦といったところでしょうか。今回のコラムでは、店舗予選を突破したデッキをいくつか紹介していきたいと思います。
簡単にデッキの解説も行なっていきますので、これから店舗予選に参加される方はぜひ参考にしていただければと思います。また、店舗予選は突破したという方も、どのようなデッキが抜けているのかというのを見てみるのもおもしろいでしょう。
それでは、さっそく、デッキを紹介していきましょう。
1.『水雷』
11/12 もくもくらんど緑橋店
フォワード 25
バックアップ 17
召喚獣 8
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1.『水雷』

現環境では定番デッキの一つである『水単』のデッキに雷属性を加えたものです。『水単』では直接的な除去手段がとぼしいため、雷を加えることで、【1-103R】オーディンといった召喚獣を採用することができます。これによって、対戦相手の【2-104R】皇帝や【3-102S】バッツをブレイクすることが可能になるため、同形戦などでも柔軟に立ち回ることが可能になっています。
基本的に多くのフォワードで押していく水系のデッキはパーティーアタックで攻めることも多く、相手の召喚獣に対して、こちらも召喚獣を合わせ、パーティーが崩れたときの被害を最小限にするといった立ち回りも要求されます。そのときに状況依存の【3-094C】キュクレインだけでなく、【1-103R】オーディンなどもあるのは心強い点でしょう。
2属性にすることで安定性という面では劣ることになりますが、対応力は増す形になっています。ただ、雷が本来苦手とする【3-053S】ヴィンセントに対する耐性は問題となるので、そこの部分は注意が必要です。
2.『火風』
11/13 レアル・トマト中津店
フォワード 24
バックアップ 19
召喚獣 7
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2.『火風』

【3-012R】パロムを中心にダメージ増加の恩恵を多く集めたデッキがこの『火風』デッキです。【3-043S】バルフレア、【1-055C】踊り子、【2-006U】サッズなどの恒久的なダメージソースと【3-012R】パロムを組み合わせることで、効率的に対戦相手のフォワードにダメージを与えていきます。召喚獣である【1-019U】ブリュンヒルデや【2-002U】イフリートの効果も増すため、パワーの大きなフォワードもブレイクしやすくなっています。
バックアップをアクティブにするカードも多く含まれているので【1-008U】サッズが効果的に使えることが多いでしょう、これらによって対戦相手の主要なフォワードをブレイクして盤面をコントロールして勝利するデッキです。
【3-012R】パロムの効果は相手の効果にも及ぶので、状況によっては相手の召喚獣やキャラクターのアビリティを強化してしまうことにもなるので、そこは注意して使っていきましょう。
3.『風水』
11/12 スキップ玉出
フォワード 21
バックアップ 23
召喚獣 6
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3.『風水』

【1-059C】シーフ などによって対戦相手の山札切れを狙うのが、この『風水』のデッキです。ChapterⅢから【3-035R】ヴァンによって、こちらの2コスト以下のバックアップを手札に戻し、また、フィールドに出すことで、オートアビリティを使い回すことが可能になっています。
基本的には相手の山札を攻める【1-074R】リュック、各種シーフ、それらをアクティブにしサポートする【1-067R】バッツなどを使っていきます。また、相手の攻勢を一時的に凌ぐために【1-052U】ヴァルファーレといった召喚獣が使われています。
ただ『FF-TCG』はこれらのカードで山札を削る速度よりも、フォワードでダメージを与えて勝つ速度の方が圧倒的に早いゲームであるので、いかに効果的に相手の攻勢を削いでいくかが重要になります、逆に相手にした場合は、【1-052U】ヴァルファーレなどを有効に使われないようにしましょう。
また、【3-100R】黒衣の男が有効に使えるデッキタイプになっているというのも覚えておくといいでしょう。
4.『土雷』
11/13 G-PROJECT 折尾本店
フォワード 24
バックアップ 18
召喚獣 8
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4.『土雷』

土と雷属性の組み合わせは、対応力の高いコントロール要素が魅力になります。【1-090S】シャントットや【1-103R】オーディン、【1-097U】ヘカトンケイルなどの除去カードはこのデッキの特徴となりますし、【1-110C】賢者の回収能力によって、3-053S】ヴィンセントのスペシャルアビリティなども使いやすくなるでしょう。
また、ベースとなる属性は雷と土のみで構成されているものの、【1-090S】シャントットと【2-059U】セルフィによって、【3-071S】ギルガメッシュのアクションアビリティがすべて使える可能性があるため、このデッキでは、非常に頼れる存在となっています。
若干コストが重いカードが多めで、有効なEXバーストがないため、ヘイストを多く持ったデッキ相手などに防御面に不安がありますが、カードパワーという点では申し分ないデッキと言えるでしょう。
5.『火水』
11/13 フェイズ大垣店
フォワード 24
バックアップ 17
召喚獣 9
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5.『火水』

火属性と水属性の相性のいいカードの組み合わせによって、相手フォワードをブレイクしながら、フィールドを掌握していくデッキになっています。
とくに有効に使いたい召喚獣は【3-086U】暗黒の雲ファムフリートでしょう。相手が1体しかフォワードをコントロールしていない場合、確定的な除去カードとして使うことができる利点を持つ召喚獣です。大きなフォワードをダーゲットに出来れば、大きな効果を得ることができますが、2コスト以下のフォワードなどでは割りに合わないので、それらのフォワードをあらかじめブレイクしてから使うといいでしょう。火属性の【1-156R】フリオニールなどは、パワーの小さいフォワードをブレイクするのに最適なので相性のいいフォワードとなっています。
【3-086U】暗黒の雲ファムフリートはお互いのプレイヤーに効果がありますが、【1-137C】バイキングなどを使えば、被害を最小限に抑えることができるでしょう。
中盤以降は【1-146U】ユウナなどで【1-015S】バハムートなど決定的な召喚獣を効率的に使うことが出来れば火水の本領発揮と言えます。コントロールタイプのデッキでも土雷と違って、【3-094C】不浄王キュクレインなどEXバーストが強いのもこの色の組み合わせで、それによって逆転を期待することができるのも特徴の一つになっています。
今回は店舗予選通過デッキから5つのデッキを紹介しました。店舗予選通過デッキリストは随時公開していく予定です。