第26回 シールド戦のすすめ-その1
9月19日から全国の各地で行われます、『エリア・チャンピオンシップ』(詳しい日程はこちら)は『FF-TCG』のChapterⅠ~Ⅲのパックを使用してのシールド戦で開催されます。簡単なルール解説はイベント情報でも告知しましたが、このコラムではシールド戦の基本的なやり方やちょっとしたコツなどを書いていきたいと思います。
1回目となる今回はシールド戦の基本的なやり方について、注意点などをピックアップして書いていきますので、シールド戦とは何?という人やルールの確認などに活用ください。
【1.シールド戦とは?】
通常の『FF-TCG』のトーナメントは構築戦と呼ばれる、自分の持っているカードから自由に50枚選びデッキを組んで戦う形式でのトーナメントになりますが、シールド戦は会場に付くまで1枚のカードも必要としません。デッキに入れるためのカードは決められた数のパックが配られ、そこから出たカードを使ってその場でデッキを組みます。
どのパックを使うかというのは普通に遊ぶときは自由に決めて構いませんが、大会では決まった配分で行います。今度のエリアチャンピオンシップでは、ChapterⅠが4パック、ChapterⅡが3パック、ChapterⅢが3パックの計10パックを使用して、そこからデッキを組むことになります。最初にパックが配られ、そこで組んだデッキでトーナメントに挑むという形になります。
事前にデッキを準備する必要がありませんので気軽に参加できますし、その場で開封するパックから毎回違うカードが出ることで、普段は使わないようなカードも使用しますので、構築戦とは違ったゲーム性を楽しむことができるのがシールド戦です。
シールド戦は通常の構築戦のルールとはいくつか異なる点があるので、まずはそこを説明していきましょう。
●構築戦
デッキ:50枚ちょうど
同カードの枚数制限:3枚まで
敗北条件:ダメージ7点、カードが引けなくなったとき
★シールド戦
デッキ:40枚以上
同カードの枚数制限:なし
敗北条件:ダメージ6点、カードが引けなくなったとき
特殊ルール:バックアップは好きなCPでフィールドに出せる
では注意点をそれぞれ解説していきます。
■『デッキは40枚以上』……構築戦ではデッキの枚数はピッタリ50枚と決められていますが、シールド戦では40枚以上となっています。40ちょうどでなくとも、40枚以上ならば何枚でも構いません。ただ、シールド戦では10パック、配られる枚数は80枚となりますので、40~80枚の間でデッキを作ることになります。
■『同カードの枚数制限なし』……構築戦はカードナンバーが同じカードは3枚までしか入れることができませんが、シールド戦はパックから4枚以上の同じナンバーのカードが出てもすべてデッキに入れることができます。そう多くはないケースですが、覚えておきましょう。
■『ダメージ6点で敗北』……構築戦が7点なのに対し、シールド戦は6点での決着になります。その理由として、7点の設定だとデッキ切れでの負けが多いための処置です。
■『バックアップは好きなCPでフィールドに出せる』……ここが、構築戦ともっとも大きく違うところでしょう。バックアップに関してのみ、属性がまったく異なるCPでもフィールドに出すことができます。フィールドに出すことのみに適用されるため、フィールドに居るバックアップが好きな属性のCPを出せるということはありませんし、アクションアビリティのコストも属性の合ったCPで支払わなくてはいけません。
これらがルールの概要になります。次回のシールド戦のすすめ:その2では、デッキを組むときの基本的なコツを紹介したいと思います。