第22回 【FF-TCG ChapterⅢ カードプレビュー -水属性-】

水属性からは、『FFⅤ』から王女の《レナ》、『FFⅩⅡ』の召喚獣からは水属性としては相手のフォワードに直接的に干渉できる《不浄王キュクレイン》を紹介していきます。

レナ

コスト5でパワーは7000、攻撃的な能力はもっていませんが、防御という面では非常に頼りになるフォワードがこの【3-098S】レナです。フィールドに出たときのオートアビリティによって、ブレイクゾーンに置かれたコスト2以下の水属性のフォワードをフィールドに出すことができ、フィールドに多くのフォワードをならべることが容易になっています。

【1-137C】バイキングや【2-085R】カイナッツォなど、優秀なコスト2のフォワードをフィールドに出すことができるので、実質的なコストは低く使うことができます。

スペシャルアビリティの「アレイズ」ではコストや属性も関係なく、ブレイクゾーンからフィールドにフォワードを出すことができるので、【1-162S】セフィロスや【2-060S】プリッシュなどコストの大きなフォワードに対して使うことでアドバンテージを獲得することもできるでしょう。

不浄王キュクレイン

【3-094C】不浄王キュクレインは状況によって効果を大きく変えるものの、水属性としては初めて、直接的に相手のフォワードをブレイクゾーンに置いたり、フォワードの戦闘での助けとなれる可能性がある召喚獣です。

フォワード1体を選び、相手のダル状態のキャラクター1体につき、パワーに-1000の修正を与えるという効果によって、パワーが0以下になれば、そのままブレイクゾーンへと送れます。また、フォワードの戦闘時に使えば、こちらのフォワードが一方的に生き残る場面も多いでしょう。

水属性らしく、カードを1枚引くという効果も付随しているので、実質的には2コストとして扱えますし、また、EXバーストによって捲れたときにも無駄になりにくいというのは大きな利点になります。そのターンの間なら、パワーの高いフォワードでも確実に対処できる【1-147U】リヴァイアサンとは一長一短となりますが、これからの水属性の召喚獣の選択肢には入ってくるのではないでしょうか。

次回は風属性について紹介していきます。