第19回 【FF-TCG ChapterⅢ カードプレビュー -火属性-】

『FF-TCG ChapterⅢ』火属性のカードレビューでは『CRISIS CORE -FINAL FANTASY Ⅶ-』の召喚獣から《バハムート烈》と『FINAL FANTASY Ⅳ THE AFTER-月の帰還』から《パロム》を紹介していきましょう。

バハムート烈

【3-011R】バハムート烈はフィールドのすべてのフォワードに大きなダメージを与えることができる稀有な召喚獣です。元々のコストは4と大きくはありませんが、この召喚獣は効果を発揮する際に追加で手札を必要とするため、実際はそれよりも大きなリソースが必要になります。4のCPで召喚獣を使用し、効果を発揮する際に手札を捨て、そのカードの枚数1枚につきすべてのフォワードに3000のダメージとなり、例えば、追加で3枚のカードを捨てればすべてのフォワードに9000のダメージを与えることができます。

自分のフォワードもダメージを受けてしまいますが、捨てる枚数は任意に選べるので、多く手札を捨てれば、フィールドを一掃して状況をリセットすることができるでしょう。

注意点として、手札を捨てるのは効果の解決時なので、手札を捨てる枚数を決めるときにはもう割り込みができないということです。割り込みんで対応する場合は解決前に行なう必要があり、また、使う側はそれを見てから、捨てる枚数を選ぶことができます。

バハムート烈が真価を発揮するのは自分のフォワードが生き残り、相手のフォワードをブレイクできるよう使うことでしょう。低コストのフォワードで攻めてくる相手には劇的な効果を発揮しますし、ダメージ軽減やパワーを一時的に強化するカードと組み合わせて使うことでより活かすことができるでしょう。

パロム

ChapterⅡに引き続いてChapterⅢでの登場となるパロムはさらに成長した姿を見せてくれます。基本的なパワーはコスト4で7000と低めに設定されていますが、特筆すべきは持っているフィールドアビリティとスペシャルアビリティです。

ダメージの値を1000増加させるフィールドアビリティは戦闘ダメージのやりとりや召喚獣などを強化することになります。とくに【2-029U】ムンバや【2-043R】バルバリシアのスペシャルアビリティ「ミールストーム」と組み合わせると、相手のフォワードを確実にブレイクすることができます。

スペシャルアビリティの「メテオ」もダメージを与えるものであるので、自らのフィールドアビリティでスペシャルアビリティを強化していることにもなります。注意点としては、対戦相手もこのフィールドアビリティの恩恵を受けられるので、相手が火属性などの場合はとくに留意して使っていかなければいけないということでしょう。

【2-013C】パロムからのレベルアップ先としても採用できるので、まずはデッキに1枚入れてみるのもおもしろいのではないでしょうか。

次回は雷属性のカードを紹介していきます。