第17回 【FF-TCG ChapterⅢ 新ジョブ「イミテーション」&新キーワード能力「アシスト」】

9月2日に発売となる「FF-TCG ChapterⅢ」。今回も発売に先駆けて、プレビューを行なっていきたいと思います。最初に「FF-TCG ChapterⅢ」で新しく加わった基本的な2つの要素「イミテーション」と「アシスト」について紹介していきましょう。

新ジョブ「イミテーション」

DDFFで登場した主人公達の形を擬態したイミテーション。それが、3弾ではジョブとして登場します。このジョブが普通のジョブと違う点は今までは一般兵にしか備わっていなかった、フィールドに何体でも出すことが出来るというアイコンを持っている点です。
【3-089C】かりそめの魔女は【1-127R】アルティミシア、【3-066C】幽玄の道化は【1-087R】ケフカといったように、それぞれの能力は、元となっているFF-TCGのキャラクターの能力の系統をマイルドにしたものとなっています。

これらの「イミテーション」のフォワードやバックアップはフィールドに何体でも出すことができることと、コスト自体が元のキャラクターよりも低く設定されているので、よりデッキに組み込みやすくなっていると言えるでしょう。

イミテーションの注意点

・「フィールドに何体でも出せる」という特性は、それを示している右上のアイコンそのものが意味を持っています。現状では一般兵やイミテーションのフォワードにしかアイコンは存在しておらず、アイコンを持たないフォワードが一般兵やイミテーションになったとしても「フィールドに何体でも出せる」という特性は持ちません。

新キーワード能力「アシスト」

「アシスト」はバックアップに初めて加わるキーワード能力になります。

アシストを持つバックアップはアシストを使うことを宣言してフィールドに出した後、そのバックアップをブレイクゾーンに置くことで、その後に書かれたテキストの効果を発揮する能力です。アシストを宣言しない場合は、効果は発揮されませんが、フィールドに残ります。

アシストの能力を持つバックアップは、バックアップの枚数が足りていないときはCPを生み出すためのバックアップとして使えますし、バックアップの枚数が足りているときや、効果を有効に使用できるタイミングでは使い捨ての効果として使うことができます。2つの選択肢があることで、より対応力の高い動きが可能になるキーワード能力です。

いくつか、ルール上の注意点があるので、以下をチェックしておきましょう。

アシストの注意点

・あなたがバックアップを5体コントロールしている場合は、アシストを宣言するときでも、フィールドに出すことはできません。
・アシストを使うかどうかは、アシストを持ったバックアップをフィールドに出す際に宣言する任意使用のアビリティです。使用する場合はアシストの効果を持ったバックアップとしてフィールドに出ますが、宣言しない場合はアシストの効果はないものとして扱います。
・アシストの使用を宣言して出たバックアップは『効果解決時にこのカードをブレイクゾーンに置くこと』がアシストの効果の発動条件になります。ただし、【1-145R】ユウナのようなカードでブレイクゾーンに置く代わりに除外されたとしても効果は発動します。例えば、【3-085C】青魔導士ならば、アシストを宣言してフィールドに出たときに、コスト5以上のフォワードを選び、効果がスタックに乗ります。その後、効果解決時に青魔導士がフィールドに居れば、青魔導士をブレイクゾーンに置くことで効果を発揮します。効果解決時に何らかの効果(たとえば、【1-097U】ヘカトンケイルなどでブレイクされる)などにより青魔導士がフィールドに居ない場合は、効果は発揮されません。

今回は「イミテーション」「アシスト」の2つの新要素を解説していきました。次回からは、『FF-TCG ChapterⅢ』の主軸となるカードを紹介していこうと思います。