第1回【FF-TCG ChapterⅡ 新キーワード能力『レベルアップ&リンク』】
『FF-TCG ChapterⅡ』では新キーワード能力が2つ加わります。「レベルアップ」は「FF」の世界でのキャラクターの成長の力、「リンク」はキャラクター同士の繋がりを表しており、これらの能力を持ったフォワードが複数登場します。それぞれについて、そのアビリティを持つカードを例にして紹介していきましょう。
新キーワード能力「レベルアップ」
第2弾のエントリーセット『ライトニング』に含まれる【2-070E】カインや、現在行われている『FF-TCG ChapterⅡ 発売記念トーナメント』の参加賞として配られる【PR-013】セシルはレベルアップを持っています。レベルアップは条件を満たすことで、そのフォワードをデッキの同名のカードへと変えることができるアビリティです。
レベルアップの能力は以下のようになります。
「○○が対戦相手にダメージを与えるか、対戦相手のフォワードをブレイクしたとき、それをブレイクゾーンに置いてもよい。そうした場合、あなたのデッキからそれと同名のカードを探して公開し、それをフィールドに出す。あなたのデッキをシャッフルする。」
レベルアップについて少し補足しておきましょう。レベルアップは条件を満たしたときに自動で効果が発動する、オートアビリティになっています。発動条件はレベルアップを持っているフォワードが対戦相手にダメージを与えたとき、または、対戦相手フォワードをブレイクしたときとなっています。
対戦相手のフォワードをブレイクしたとき、というのはアタックフェイズで直接ダメージを与え、対戦相手のフォワードをブレイクしたということの他に、アビリティの効果やダメージによってブレイクしたものも含まれます。【PR-013】セシルは対戦相手のフォワードにダメージを与えるアビリティを持っており、このアビリティで対戦相手のフォワードをブレイクしたときも、レベルアップの能力が発動します。
レベルアップはデッキからサーチすることができるので、使いこなすことができれば、少ないCPで強力な戦力をフィールドに送り出すことができます。レベルアップを持つフォワードが条件を満たせるようサポートしていきましょう。
レベルアップの注意点
・レベルアップのオートアビリティはスタックに乗ります。その後お互いのプレイヤーが召喚獣やアビリティでの割り込みも可能です。レベルアップの解決時にそのフォワードがフィールドに居ない場合は、レベルアップすることはできません。対戦相手にダメージを与えた後、対戦相手のEXバーストでブレイクされてしまったり、戦闘での相討ちなどのケースでもレベルアップは不可能です。これはレベルアップの条件にそのフォワードをブレイクゾーンに置くが含まれているためです。
・レベルアップはそれとまったく同じカードをデッキから選ぶことも可能です。
・レベルアップしたフォワードは新しいフォワードとして扱います。アタック状態のフォワードがレベルアップしても、レベルアップによってフィールドに出たフォワードはアタック状態ではありません。また、フィールドに出たターンでアタックすることも出来ません。与えらえているダメージなども引き継ぎません。
・デッキにあるカードのみをレベルアップ先として指定できます、手札にあるカードは指定できません。
新キーワード能力「リンク」
エントリーセット『アース』に含まれる【2-064E】リディアはリンクを持っています。リンクは複数のフォワードを展開するのに、有用なアビリティになっています。
リンクの能力は以下のようになります。
「リンク―△△(数字) ○○がフィールドに出たとき、△△のコストが( )内の数字以下のフォワードをフィールドに出してもよい。」
リンクはフィールドに出たときに発動するオートアビリティです。【2-064E】リディアならフィールドに出たときにリンク-土(2)の能力が発動し、解決時に土属性の2コスト以下のフォワードを手札からフィールドに出すことができます。リンクを使った戦略を組み込むことで、手札の消費を抑えて素早くフィールドに複数のフォワードを展開することが可能です。特にバックアップの揃っていない序盤戦から、力を発揮できるアビリティと言えるでしょう。
リンクの注意点
・リンクでフィールドに出たフォワードがリンクを持っていた場合、そのリンクのアビリティも発動します。
・手札のフォワードのコストが何らかのアビリティで減っている場合、その減っているコストを参照します。
・リンクによってフォワードを出すかどうかは任意に選ぶことができます。それを宣言するタイミングは解決時です。解決時に出すか出さないかを選びます。
「レベルアップ」と「リンク」にそのどちらもデッキの新しいコンセプトになってくれる能力と言えるでしょう。